「電子部品の販売終了の連絡があったが、設計者が退職したため対応がわからない」、「マイコンをラストバイ対応で置き換えるとファームウエアも変更が必要なの?」「設計図面がPDFファイルでしか残ってなくてどう進めるて良いのか・・・」といったお困りごとはないでしょうか。電子部品は一般的に製品ライフサイクルが短いと言われており、部品メーカから販売終了の連絡をいきなり受けてラストバイ対応を決定したといったお話を伺います。特に、マイクロコントローラ(MCU)の置き換えが必要になった場合、組み込みファームウエアにも影響するため単純な載せ替えという訳にはいかないのが実情となります。
当社では、ハードウエア、ファームウエアを組み合わせた電子回路設計経験を積んできており、長年の蓄積に基づいてお客様の状況を聞き取り、ファームウエア、ハードウエアの修正を含めて設計ツールの導入コストがかからない方法を提案させてもらいます。PCBの作り直しが必要となった場合は、ご提示の図面やインタビューさせてもらった内容を踏まえて以下の手順で設計をご支援をさせていただきます。
①電子部品のライブラリ登録
②回路図の作成
③部品フットプリントの収集
④部品配置図の作成
⑤PCB配線(ご指定の外注業者へ出力も可能)
主要部品の変更を伴う場合、放射ノイズ(EMI/EMC)や製品安全規格への適合確認が必要となる場合もあります。EMC対策や認証取得経験も豊富にあり、認証機関との間の橋渡しもさせていただくことも可能です。

回路図設計例(KiCad)

PCB設計例(KiCad)

部品配置図例(KiCad)
マイクロコントローラに搭載するファームウエアについては、20年前のデバイス(例えばH8/300Hシリーズ)と比べてハードウエアを意識せずに設計できる環境が整っています。H8の後継機種のRxシリーズ(ルネサスエレクトロニクス製)では、開発環境であるe2studioに複数種類(CC-RX、GCC for Renesas Rx)のツールチェーン(コンパコンパイラ)が搭載可能となっており、それぞれのツールチェーンに合わせてハードウエアとユーザアプリケーションをつなぐミドルウエア(FITモジュール)がGUIの設定に基づいて自動生成されるようになっています。
ハードウエアを意識せずにプログラムの作成が出来るようになった反面、外部デバイスの仕様を理解せずに進めるとコンパイルエラーは出なかったが、動かしてみるとデータがセットできないといったエラーが発生する可能性があります。
このようなハードウエアとの組み合わせに起因するエラー場合、生成AIから得られる知見と、経験者の助言を組み合わせることが解決への近道になると考えています。そういった場面でご協力できることが多いと考えております。

I2C処理(H8/300HとRxシリーズの比較)
