電子回路設計のためのEDA(KiCad)を導入し、回路図・PCB設計情報を納品しました。
電子機器の制御を担う電子回路を搭載したプリント基板の設計するための専用ソフトウエアをEDA(Electric Design Automation tool)と呼びます。近年、この分野において無償で提供されているKiCad(キキャド、カイキャドと呼ばれる)が広く用いられています。ABE技術コンサルティング では、KiCadを導入し、スモールビジネスの会社様に向けて回路・PCB設計サービスを開始し、初納品をしました。
「PDF形式の回路図とGaber形式のPCBデータが残っているが、部品のディスコンによりPCBの改版をしたい」、「A社のCADで作成したPCBDOCデータは残っているので、万が一の時のために、更新できる形に変換しておきたい」といったお悩みがある方はご連絡をください。
今後数回に分けて、
- シンボルライブラリから回路図への展開
- Garber形式のデータから基板情報をインポート
- 回路図からPCBへのアップデート
- PCB配線(デザインルールチェック、 抜き穴など)
- 製造データ(Garberデータ、座標データなど)への展開
といったところを紹介していきます。

回路図の例

PCB配線図の例

完成形(3D展開図)
ちなみに、KiCadは全世界からの寄付と企業スポンサーによって活動が支えられているEDA開発プロジェクトです。業務利用をさせてもらいますので、少額ながら寄付をさせてもらいました。記念品としてラトビアからTシャツ(右の写真)が送られてました。
